まだ小学校に入る前の冬の事です。当時私の家は農家でしたが、男手がなく祖母の実家から水田や畑を耕しにおじさんが手伝いに来てくれていました。昼食のあと祖母が畑に見にいく様に言われく つをはいた時、北の方からゴーと言う地鳴りがして来て家がぐらぐら ミシ、ミシとゆれ始めました。

すぐに家をとび出し 村の広場へ行こうと表に出て走り始めた時、前の家の倉の屋根の「オニカワラ」が目の前に落ちて来ました。ゆらゆらとしながらやっと広場まで来たら、広場に立っていた「石とうろう」が2個共倒れて来ました。又左側の高さ2m位いの石垣もくずれて 大変な状態でした。その後の事は余りよく覚えていませんが すごく長かった様に思います。その後はひんぱんに余震があり 毎日ビクビクしていました。やはり地震の時は、落下物、ブロック塀、や石垣 そして建物の周辺などに充分注意しないといけないと思っています。

タイトル 昭和19年東南海地震 体験手記(度会郡玉城町 大北 幸松)
概要 まだ小学校に入る前の冬の事です。当時私の家は農家でしたが、男手がなく祖母の実家から水田や畑を耕しにおじさんが手伝いに来てくれていました。昼食のあと祖母が畑に見にいく様に言われく つをはいた時、北の方からゴーと言う地鳴りがして来て家がぐらぐら ミシ、ミシとゆれ始めました。
タイトル2 ショウワ19ネントウナンカイジシン タイケンシュキ(ワタライグンタマキチョウ オオタニ コウマツ)
概要2 お名前:大北 幸松
ご住所:度会郡玉城町
発生時にいた場所:自宅
当時の年齢:6歳半
公開レベル 公開
出典 みえ防災・減災センター
提供者 大北 幸松
提供者公開フラグ 公開
原本の保管場所
コンテンツの取得日時 2016年 04月 01日
コンテンツの住所 三重県度会郡玉城町山神
コンテンツの撮影場所
タグID オニカワラ,石とうろう,昭和19年(1944) 東南海地震,度会郡 玉城町
コンテンツID 昭和東南海地震体験談・証言(手記)

コンテンツに関する詳細情報