当日養正國民学校四年生で一時半は五限目でした。小西先生が机の下へもぐれと言われ皆一せいにもぐりました。ゆれがはじまって直ぐ下へ降り、学校は直ちに帰校となりました。
拙宅前の岩田館の三階建がつぶれて二階が一階になっていました。東洋紡績の煉瓦の煙突は崩れましたが、戦争中できた鉄筋コンクリートの煙突は無事でした。津城の東南角の石垣が崩れました。石原産業の東洋一の煙突は崩れて三分の二位になり贄崎海岸からよく見えました。戦後も昭和二十六年頃まで現存し、近鉄電車からよく見えました。岩田川への津波が数回中潮位で反復し、そ上しましたが無事でした。
授業を受けた二階建の教室の瓦が大分流れ落ちましたが先生・生徒共ほとんど無事の様でした。七十年たっても良く覚えております。

タイトル 昭和19年東南海地震 体験手記(津市 清水 愛一郎)
概要 五限目の授業中、机の下に皆一せいにもぐった。学校は直ちに帰校となった。二階建ての教室の瓦が大分流れ落ちたが先生、生徒ともほとんど無事のようだった。
タイトル2 ショウワ19ネントウナンカイジシン タイケンシュキ(ツシ シミズ アイイチロウ)
概要2 お名前:清水 愛一郎
ご住所:津市
発生時にいた場所:津市養正國民学校4年生
当時の年齢:9歳
公開レベル 公開
出典 みえ防災・減災センター
提供者 清水 愛一郎
提供者公開フラグ 公開
原本の保管場所
コンテンツの取得日時 2016年 04月 01日
コンテンツの住所 三重県津市養生
コンテンツの撮影場所
タグID 津市養正国民学校,津市,昭和19年(1944) 東南海地震
コンテンツID 昭和東南海地震体験談・証言(手記)

コンテンツに関する詳細情報