昭和19年東南海地震 体験手記(四日市市 廣瀬 了三さん)
自宅座敷で昼食を終え休息していると、突然の大きな揺れに見舞われた。父親が私を助けようとするが、揺れがひどく僅か10mぐらいの距離が歩くことができない...
昭和19年東南海地震 体験手記(南伊勢町 萩原 敏男さん)
昭和19年12月7日、その日の私は第2次大戦による招集を受けており、入隊を数日後にひかえて父とみかん山で大石など重い物の片づけをしていました。突然足元を...
昭和19年東南海地震 体験手記(松阪市 西口 一巳さん)
津中学校(現津高校)からの帰路、近鉄津新町駅のプラットホームで列車を待っているとき、突然東南方に稲妻のような閃光が走り「ドドー」と鳴る地響きがして...
昭和19年東南海地震 体験手記(玉城町 山本 訓兆さん)
なむあみだぶつ!と祖母は何回も繰り返した。父は、下の階から下に降りてくるな!と大声で叫んだ。成人になって思うに、階段がはずれ落ちることを心配したの...
昭和19年東南海地震 体験手記(亀山市 草川 吉美さん)
当時、家には母と祖母と私と弟(生後10ヶ月)がおり、父は不在だった。大根の天日干しの作業をしていたところ、突然の大揺れで母は弟が寝ている家の中に行き...
昭和19年東南海地震 体験手記(津市 糸川 貞之さん)
港湾(現在の魚市場)で友達と遊んでいるとき、突然大きな揺れがきた。地震と気づき皆家へ帰った。途中地割れしていたり、トロ箱が散乱していた。家に着くと...
昭和19年東南海地震 体験手記(鈴鹿市 杉本 洋子さん)
四日市第七国民学校で授業中に地震が発生。父が学校まで迎えにきてくれて歩いて家へ帰った。実家の萬古屋(製陶業)で窯の煙突が折れていた。石原産業の煙突...
昭和19年東南海地震 体験手記(福島市 関 寛さん)
ゴーゴーと音がして、南の方から黒い雲があがってきたので火事かと思ったらそのうちぐらぐらと立っていられないほど揺れてきたので、地震だとさわぎ訓練中止...
昭和19年東南海地震 体験手記(多気郡多気町 村田 亘子さん)
江戸橋倉敷工場で授業中に地震が発生。建物が大きく揺れ、狭い通路を走り中庭の防空壕の上に倒れ込んだ。頭上から窓ガラスの破片がふりかかり、恐怖の余り声...
昭和19年東南海地震 体験手記(熊野市 土肥 泰夫さん)
「北川」右岸にあった「地方事務所」所長宅庭で友人と遊んでいた。「風もないのにこんなに木がゆれる」が出た言葉。すぐそばの道路がするどく亀裂した。母親...